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陸前高田さくらプロジェクト

活動のご報告

西大和学園・堀川高校、連携して

 3月19日、今年の植樹を行いました。
 参加してくれたのは奈良・西大和学園(生徒33、引率教師3)と京都・堀川高校(13、3)の混成チーム。両校はこれまでも京都・洛陽工業と連携して植樹、夏の下草刈りに参加してくれています。洛陽工業はこの春、京都工学院高校に編成替えがあり参加できないために昨夏の下草刈りに来てくれましたが、嬉しいことにいつも引率されている先生が2人、別途来てくれました。
 両校は前日バスで被災地を見ながら北上し、陸前高田で震災当時の話を聞き、夜は公民館で布団なしの避難生活体験をしたそうです。19日午前中は気仙沼の高校と交流した後、植樹に参加してくれました。
 また、この日には高校寄せ書きの店として有名な新橋の「有薫酒蔵」のオーナー夫妻と慶応大の「福沢文明ゼミ」のメンバー13人も来てくれました。このグループも毎年連続で参加してくれています。
 現役の学生、社会人で構成されるゼミのメンバーと高校生はたちまち仲良くなって、思わぬ交流をしました。被災地への思いと学ぶ姿勢が同じからか、年齢や初対面といった壁を簡単に越えて短いながら楽しい交流となりました。
 今回、モビリアの入り口付近を中心に50本を植えました。300人余が仮設住まいしていたモビリアですが、かなりの数が新築・移転をして、人の気配はあまり感じられませんでした。モビリアにはこれまでの420本と合わせて470本になります。 その後、高校生は前日宿泊した滝の里の沢沿いに地元の人も参加して6本を植えました。 なお、この日午前中に、スタッフで脇の沢台の移転住宅地の公園に6本を植えました。
 震災から丸6年がたち風化が言われる中、高校生が後輩にバトンリレーして被災地を訪れてくれるのは、それ自体が被災地へのエールにほかなりません。感謝するとともに一緒に桜の生長と被災地の復興を見守ってゆきたいと考えています。