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陸前高田さくらプロジェクト

活動のご報告

第1陣は愛知から

 3月15、16日の両日、愛知県春日井市の酒類などの食品卸企業「マルト水谷」が、昨年に引き続き植樹ボランティアを募集して24名が参加してくれました。
 15日早朝名古屋を出発した一行は、花巻空港でバスに乗り換え、途中「タピックで被災者の慰霊を行い、午後、モビリアでの植樹を行いました。
 今回は、長屋式の仮設住宅が建てられている、「多目的広場」の周囲を中心に作業をしてくれました。仮設の住民が出てきて参加者と話すなどの小さな交流がもたれたりしました。

 翌16日は、普門寺の植樹をしました。
 普門寺は震災後、福井からのボランティアが拠点としたところで、2012年の暮れの「ゆく年くる年」で除夜の鐘が撞かれた曹洞宗の高田では最も歴史のある寺院です。今年3月4日には、ダウン症の書家金澤翔子さんが同寺で「心に光を」を揮毫・奉納しました。
 檀家の方も多く亡くなり、墓碑に「3月11日」と刻まれたものをいたるところで見ました。
 一行は海と街が望める山の中腹に植樹したのち、津波の被災者で身元不明者が埋葬されている共同墓地に祈念の植樹をしたのち、全員が献花して冥福を祈りました。

 植樹の後、熊谷光洋和尚のお話を本堂で聞きました。被災直後のこと、現在も続く様々な支援活動とその過程を通じて熊谷和尚が考えた事など、有意義なお話を聞くことができました。
 堂内には「願い桜」や高田松原の松で彫られた仏像など、冥福と復興を願う各地から寄せられた多くのものが所狭しと展示されています。
 お話を聞いた後、熊谷和尚を交えて食事をしました。