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陸前高田さくらプロジェクト

活動のご報告

今年は200本

 今年の植樹は3月、4回に分けて行います。
 参加してくれるのは、佐世保北高校、京都・洛南工業高校、奈良・西大和高校、愛知県の企業「マルト水谷」の募集したグループ、東京・新橋の「有薫酒蔵」のグループ、ほかです。
 高校では、洛南工業が昨年に引き続いて参加してくれます。先輩が後輩に引き継ぐ形になります。また、洛南工業の校長と引率の先生は、当プロジェクトに募金を続けてくれている京都府立植物園のボランティア「なからぎの会」が行ったバザーに参加して交流したことは既報のとおりです。「なからぎの会」は、この交流から、植樹に参加する高校生の負担を少しでも軽減してほしい、そのためにも募金を役立ててほしいと言っています。佐世保北高は高校生が自分たちで企画して参加してくれます。西大和高は吉野の桜保存会が提供してくれる苗を持参してくれます。
 愛知のグループ、有薫酒蔵のグループも昨年に引き続いて参加してくれます。

 今年は昨年に引き続きモビリアに125本、普門寺に45本他を植えます。
 モビリアは昨年300本弱を植えており、合計で400本を超えます。モビリアの敷地は広大ですが、400本が成木に生長すれば、陸前高田の春の名所となり、市民の憩いの場となることは間違いありません。昨年も苗木がほんの少しながら花をつけたことが、モビリア仮設住宅の方々の話題になったそうです。今年は昨年植えた苗木が花をつけることが期待されます。

 普門寺は高田で最も古い曹洞宗の寺院です。同寺には津波で亡くなり引き取り手のない遺骨を埋葬した共同墓地があります。
 また、同寺の風格ある山門、気仙大工の匠の粋を凝らした本堂は一見の価値のある物です。

 熊谷和尚は震災後、彫刻家の協力を得て、五百羅漢運動をしています。夏、参加者を募って同寺の境内でのみをふるってさまざまな像を作り、作品は境内の一隅に置かれています。