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陸前高田さくらプロジェクト

活動のご報告

広島市立高校7校の生徒が下草刈りをしてくれました

 7月30日、広島市立の7つの高校(基町、舟入、広島商業、広島工業、沼田、安佐北、美鈴が丘)の43名(うち教師7名)が、「東北被災地訪問研修」の一環として、今年3月に植樹をしたモビリアの苗木の下草刈りをしてくれました。
 前日早朝に広島を出発、新幹線を乗り継いで石巻に宿泊した一行は、30日午前、陸前高田に到着、市内を見学したのち、当日の宿泊所となる小泉公民館に到着しました。
 昼食後、当プロジェクトの代表・菅野祥一郎(元・気仙小校長)から、映像を交えて被災時の気仙小の様子や危機一髪の避難の様子を聞きました。気仙小は避難所に指定されていたのですが、3階まで冠水して全壊、しかし在校児童から一人の被害者も出すことなく「奇跡の気仙小」と言われました。
 モビリアに移動した一行は、慣れない鎌を手に桜の苗木の周辺の草刈りをしました。
 引率として参加した先生方のうちの2人は、3月の植樹に参加しています。
 既報のとおり、おおむねは除草されていましたが、雑草が繁茂し、一部はクズに全くおおわれたものもありました。「マムシ注意」の看板がある中、藪をかき分けて除草してくれ、10本近くが「救助」されました。
 作業後、黒崎温泉で汗を流した一行は、小泉公民館に移動、食後、村上育朗顧問の話を聞きました。宿泊は避難所体験を兼ねるため、座布団3枚、毛布1枚での就寝となりました。
 31日、起床した一行は片道2キロの「奇跡の一本松」まで歩いて市内を見学した後、帰途につきました。
 プロジェクトは昨年度、約170名の社会人、高校生などの参加を得て約300本の苗木を植えましたが(募金をしてくれた方々も含めて)、今回の除草作業はそれらの思いを引き継ぐものであったと考えます。