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陸前高田さくらプロジェクト

活動のご報告

モビリアに260本

 今年は3月中に4回に分け、モビリアに260本を植えます。
 先陣を切ってくれたのは、広島市立基町高校中心の若手高校教師7名と、慶応大学の在学生・卒業生で構成される「福沢諭吉文明ゼミ」のメンバー13名でした。

 3月9日、一行は、まず仮設住宅を訪れ、支援の物資を手渡し、お話を聞きました。
 今回植樹するモビリアは広田半島の小高い山上にあるオートキャンプ場です。
 広田半島は津波で基部にあたる部分が完全に水没し、「島」になってしまい、交通が遮断され、1週間ほど文字通り孤島となりました。被災時、弘田町、小友町の人々の避難所となり、その後キャンプサイトに仮設住宅を建てて、陸前高田最大の仮設団地となっています。

 参加した中には生まれて初めてスコップを手にしたと思える女性もいたりして、楽しい植樹会となりました。

 皆さんは、苗が生長して花開くころに必ず訪れると、言っていました。

 その夜は、全員が避難所になっていた公民館に泊まり、避難所体験をしました。
 座布団3枚と毛布1枚の、2年前の避難生活に近いものでした。

 帰郷後に送ってくれたメッセージには、来て見るまでは「他人事」であった、人生観が変わるほどの衝撃を受けたというものもありました。
 先生方は、今度は生徒を連れてきたいと言っていました。
 なお、同行した東京・新橋の「有薫酒蔵」(新橋1-16-4りそな銀行地階)の松永社長ご夫妻は、ご自分のお店で当プロジェクトの「里親」を募ってくださることを提案してくれました。日本中の高校の「寄せ書きノート」があるユニークな酒場だそうです。