活動のご報告
プロジェクト立ち上げから代表を務められた菅野隆介氏が体調不良で退き、代わって菅野祥一郎氏が代表に就任しました。
菅野祥一郎氏は震災時、気仙小学校の校長を務め、現在は市の教育委員をしています。
陸前高田は震災で壊滅的な被害をこうむりましたが、気仙町は最も激しい被害を受けました。小・中学校はともに全壊、住宅数軒のみが被災を免れるという状況でした。
気仙小は避難所に指定されていましたが、予想をはるかに上回る大津波の襲来の中で、菅野校長は文字通り危機管理能力を問われる局面に立たされ、在校児童から一人の被害者も出さず、それは「奇跡の気仙小」と言われました。
菅野氏は校長を退かれた現在も、児童の家族に大きな被害が出たことに心を痛めています。
村上・大坂両氏はプロジェクトの立ち上げ当初から協力して頂いていましたが、より深くコミットしていただきたく、顧問に就任して頂きました。
村上育朗氏は高校教育・進路指導の分野で著名な方で、現在も全国の高校で生徒・父兄に年間100回に及ぶ講演をしています。大船渡高校教頭、花巻東高教頭を経て、現在は「教育未来研究会『そうぞう』」を主宰しています。
津波で家を流失し避難所生活をしながら講演を続け、震災直後から、そして現在も高校生・大学生に呼びかけ、避難所のお年寄りなどを訪れて支援する活動を続けています。 常滑市での講演、昨年暮れの竜ヶ崎一高生の植樹は、当プロジェクトと村上先生の共同によって実現しました。
大坂俊氏は経営していた作業所を津波で全壊、再開を準備していましたが、復興に寄与するべく震災後の市議選に立候補して当選、持ち前の行動力と、幅広い内外のネットワークを生かして、復興プロジェクトを進めています。
出張中の昨年8月倒れて、現在リハビリ中ですが、1月中には復帰する予定です。
モビリアでの陶芸教室と、3月に予定しているモビリアの桜植樹は、大坂氏の尽力なしには実現しませんでした。