活動のご報告
京都府立植物園でボランティア活動をしている「なからぎの会」のみなさんから寄付をいただきました。
植物園のイベントにあわせて同会が「第2回東日本大震災復興支援応援バザー」を行い、苗木、木の実細工、リース、そして会員の皆さん手作りの手芸品などを販売し、その売上げすべてと、当日寄せられた募金とを合わせて送ってくださいました。
「なからぎの会」の普段のボランティア活動、イベント当日の様子、来会者への「呼びかけ」などを送っていただきましたので掲載いたします。
私たち「なからぎの会」は京都府立植物園でボランティアをしています。
会員は約130名。60~70歳代が大半を占めます。
植物園内を見回ってゴミを拾ったり、見ごろの花をお客様に案内したり、展示会の受付・監視などを行なっています。季節によってはバラの花ガラを切ったり、球根の堀りあげ、植え付けなども行ないます。
交通費も出ない手弁当ですが、それゆえに自分なりのやりがいを見つけて月2回通っています。(月2回以上の活動をすることが会則で決まっています。)
バザーには予算がついていないので、植物園で借りられるもの以外は制作にかかる出費を各自で負担して
もらっています。それが心苦しくもあるのですが、何倍もの金額になって復興に役立つならと募金の代わりと思ってもらっているようです。
去年に比べて売り上げは増えましたが、募金は減りました。でも、この先何年もバザーを続けて、震災の記憶を風化させないことが、京都に住む私たちにできることかなと思っています。
東日本大震災から1年半が経ちました。
今年も震災復興チャリティーバザーをなからぎの会で取り組みたいと思います。
復興支援ブームで盛り上がった1回限りの募金で終わらず、一年また一年と続けていくことが大切だと考えているからです。
時間も体力も、植物園のボランティア活動でギリギリであっても、少しだけお力を貸していただけたらと願っています。
バザーの内容は去年と変わりありません。草木の苗、手作り品を販売します。
昨年は集まった募金を京都新聞社会福祉協議会に寄付しました。
今年は植物に関する寄付先をと考え、陸前高田さくらプロジェクトに寄付することにしました。
このプロジェクトは、再生復興の願いを込め、津波到達地点に桜を植えて後世に津波の脅威を伝えることを目的に植樹されています。
10年にわたって、津波で亡くなられた人の数(2400本)は植える計画だそうです。鎮魂の桜とも言えましょう。
私たちの活動で集まった募金が桜の苗木となります。その桜が花を咲かせたとき、花を見上げる人たちの心に安らぎと明日への希望が満ちれば、とても素敵なことだと思います。
チャリティバザー呼びかけ人…割愛します…
日程:2012年11月24日~25日の2日間
バザーの品目(予定)
・草木の苗や種、球根 ・リースや木の実細工 ・写真、絵画、陶芸などの作品
・布ぞうり、アームカバー、アクリルたわしなどの手芸品
昨年のバザーで大好評だった七難猿の置物を、みんなで手分けして作っていけたらと考えています。
針仕事ができなくても、ナンテンの枝を切る、布を切る、ボンドで貼り付けるなどの作業があります。
開催日が近づけば、包装や値札付け、ポスターの色塗りなどの作業もあります。
会場設営や当日の店番も必要です。皆様のご協力をよろしくお願いします。