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陸前高田さくらプロジェクト

活動のご報告

常滑市で講演会

 2012年10月7日(日)愛知県常滑市で、以下の要領で講演会が行われます。

 この講演会は、8月末に陸前高田の仮設住宅で陶芸教室を行ってくれた女性陶芸家が帰郷後に提案し、市の講演会として実現したものです。
 7人の陶芸家には避難所になっていた公民館に宿泊し、現地の方々と交流して頂いたのですが、そこで今回の講演会の講師の村上先生と出会ったことが機縁となっています。

 震災当時、大船渡高校の教頭であった村上先生は、年間100回もの講演を各地の高校などで行う、高校教育・受験教育で著名な方です。被災後、この公民館で避難生活をし、指導的な役割を果たしました。
 避難所生活のなかで講演活動を続けた村上先生は、教育関係の講演で、被災地の現実と、ご自身の避難所生活の経験を同時に話し、支援を呼びかけて、被災直後から全国の教師や生徒を実際に被災地に来てもらい、支援活動をしてもらっています。
 私たちの3月の植樹を手伝ってくれた岐阜の高校生も、村上先生の呼びかけに応えたものでした。

 今回も偶然、村上先生が埼玉の教師、生徒と来ていて、7人は話を聞くことができました。現地の方や村上先生のお話を聞くことで、震災と現在に続く厳しい現実を知った7人の女性陶芸家の熱意が講演会を実現したのです。小さな偶然ともいえる触れ合いが、大きく展開していくことに、この上ない喜びを感じています。(2012年9月)